研究紹介
脳の部品を測り、システムを再構成する
生体システムは、分子―細胞―組織といった様々なスケールの構造が階層構造を作り機能を実現します。細胞というミクロのレベルから実験的に生命現象を解き明かし、数理の言葉を介してマクロな生体システムについて理解することを目指しています。神経活動の多点電気計測技術とマイクロ加工技術を基盤技術として、主に培養神経ネットワークや脳組織を対象に研究を進めています。
- 神経細胞の機能・種類・構造を統合的に評価する計測技術の開発
- 痛みの伝達など生体システムを模擬した実験モデルの構築
- マルチスケールなデータを統合するための解析手法の考案
- ヒトiPS細胞を利用した神経疾患の発症機序の探求